敬愛保育ガイドブックについて

original guidebook

sample1

敬愛保育ガイドブック

21世紀の保育園は、「入園している児童の幸せの場」だけでなく更に「地域の一般家庭の子育て支援」の役割をも担うことが必要となりました。これはまさに、敬愛学園が昭和30年から行ってきた「すべての地域の子等に敬愛の教育を!」という自然な発想に基づく保育が、実は大変に崇高な理念であったと改めて思うものであります。敬愛が長年実践し培ってきた財産である保育内容を整理し、もう一度研究し、子どもに携わる保育者の実践の書となるものを編纂する必要性を皆が感じていました。あくまでも敬愛保育は「子ども本位」「子ども中心」であり、その周りにいる大人の援助・指導は確かなものでなければならない、との思いから創造されたガイドブックです。これらのガイドブックを『敬愛教育』を日々実践する人たちが大切に活用し、高い基準の標準化を目指す上で大きな指針となっています。

サンプル

ガイドブックⅠ【言葉】

産声をあげてから間もない乳児から、就学期を迎えるまでの長い期間保育する園ではどのような言葉の指導をしたらよいか、どのような環境を整えたらよいのか、小学校の先生からも貴重なご意見を頂き、みんなで子どもの姿を見つめ学びあい「敬愛保育ガイドブック・Ⅰ」【言葉】として発刊することになりました。
言葉を通してあたたかな心の交流を計りながら、素敵な保育環境を作っていきたい。そして敬愛の園に集う子らや保育者たちが【言葉】を大切にし、皆が幸せに生きていきたいと考えています。

サンプル

ガイドブックⅡ【健康安全】

保育は子どもの生命の保持が最も大切です。乳幼児期は心身の発育発達が著しく、身体の基礎が形成される大事な時期です。このガイドブックでは敬愛学園独自に、人間の誕生の段階から年齢別に指針にそって分類し、具体的に子どもの発達の全体的な姿を把握するために区分しました。「子どもの命を敬う」ために、子どもの成長段階と特性を理解し、子どもに寄りそう保育を実践していくためのガイドブックです。

サンプル

ガイドブックⅢ【食事】

保育園における食事は、心身の成長発育と健康の保持増進に必要な栄養を供給するとともに、食事をとおして望ましい食習慣をしつけ、栄養や衛生の知識を与え、家庭や地域社会の食生活の改善にも重要な役割を果たすなど、子どもの健全育成上極めて重要な意義を有します。また、1日の保育園生活の中でひとりひとりが「食べること」を楽しみにし、生活に潤いと豊かさを与えます。保育園の職員は専門家としての知識と技能に裏付けされた深い哲学と愛情をもっていなければなりません。そのためにこのガイドブックが作られました。

サンプル

ガイドブックⅣ【音楽】

特に乳幼児期の音楽は人間形成の意味からも最も大切な領域として位置づけて保育してまいりました。音楽が溢れる音楽生活と、音楽体験は各園において様々な実績がありますが、それをまとめ今後の保育に活かし、より良い敬愛音楽保育を創造してほしいとの願いをこめて研究・発刊することになりました。 子ども時代に獲得した「音楽」という大きなプレゼントは、きっと大人へと生きていく道程を明るくしてくれるでしょう。

その他の敬愛オリジナル