7月のコラム「大きな一歩!わくわくキャンプ」 2026年06月19日
7月のコラム「大きな一歩!わくわくキャンプ」
敬愛学園4園の5歳児年長クラスが集まり、1泊2日の「わくわくキャンプ」を実施しました。お子さまたちにとっては、楽しみな気持ちと同時に、初めてのお泊りに少し緊張も感じる大きな行事です。普段一緒に過ごしている保育園のお友達だけでなく、初めて出会うお友達もたくさんいました。
保育者の手をぎゅっと握りしめ、恥ずかしそうな表情が見られましたが、勇気を出して「〇〇です。よろしくおねがいします。」と一人ひとりが自己紹介をしました。知らないお友達の前で自分の名前を伝えることは、大人が思う以上に大きなチャレンジです。その大きな一歩を踏み出したお子さま達の表情には自信があふれていました。
遊びや活動を通して少しずつ言葉を交わし、気が付けば一緒に笑い合い、お別れの時には「またいっしょにあそぼうね。」と元気にハイタッチする姿が見られました。お子さまたちの心の柔軟さや、人とつながる力の素晴らしさを改めて感じられる場面でした。
また、キャンプ中は自分の荷物を自分で管理することにも挑戦しました。着替えを準備したり、使った物を片付けたり、翌日に必要な物を確認したりと、身の回りのことを全て自分で行います。普段はお家の方に支えていただいていることも多いと思いますが、キャンプへの期待と「自分でやる!」という意欲から、お友達と確認し合ったり、先を見通して考えたりしながら進める姿が見られました。
そして、「自分でできた」という経験は、お子さまたちに大きな自信を与えてくれました。自立への一歩、その積み重ねがこれからの成長を支える大切な力になることでしょう。
何よりも大きなチャレンジは、お家の方と離れて一晩を過ごすことでした。出発前は期待に胸を膨らませる一方で、不安そうな表情を見せるお子さまもいました。しかし、側には大好きなお友達や先生がいます。「みんなと一緒だから大丈夫」という安心感が、お子さま達の勇気を支えてくれました。
夜になると言葉には出さなくとも、少し寂しくなる気持ちになったお子さまもいたことでしょう。それでも仲間と励まし合いながら過ごし、朝を迎え、目を覚ますと、隣には大好きなお友達がいて安心した表情で前日の思い出を語り合う姿はどこかたくましく見えました。
そしてキャンプの締めくくりは、お家の方との再会です。お迎えに来てくださったお家の方の顔を見つけた瞬間の笑顔は、何にも代えがたいものでした。「がんばったね」「一人でお泊まりできたね」と声をかけてもらい、お子さま達は嬉しそうに胸を張っていました。その表情には、達成感と誇らしさがあふれていました。大好きなお家の方に認めてもらえた喜びは、お子さま達にとって何よりのご褒美だったことでしょう。
キャンプを終えた現在、5歳児クラスでは「ほいくえんのおともだちにもキャンプをみせてあげたい」とキャンプファイヤーやツリーハウスを保育室に作り、“きゃんぷごっご”が始まっています。5歳児クラスのお子さまたちが経験したことが、年下のお友達にも伝わり「きゃんぷってたのしい」「おにいさん・おねえさんすごい」「はやくきゃんぷにいってみたい」と憧れや期待が高まっていくことでしょう。
初めての出会いに勇気を出すこと、自分のことを自分ですること、仲間と支え合い喜びを分かち合うこと、そして「きっと大丈夫」と大きな一歩を踏み出し最後までやり遂げること。その一つひとつの経験が、お子さま達の心を大きく成長させてくれました。
今回のキャンプで得た自信や誇りは、これから小学校へ向かうお子さま達の大切な力となり、幸せに生きる力の土台となっていくことでしょう。これからもさまざまな経験を通して、一人ひとりの「できた!」を大切に育みながら、成長を支えてまいります。
敬愛クレヨン保育園 園長