8月のコラム 「楽しい夏祭り」 2026年07月27日

 厳しい暑さが続く夏の日。

 敬愛シンフォニー保育園3階のハピネスホールは、鮮やかな提灯や手作りの飾りに彩られ、いつもの保育園とは少し違う特別な熱気に包まれ、今年も、敬愛シンフォニー保育園の夏祭りがやってきました。毎年恒例の行事とはいえ、お子さま達にとっては一年に一度の特別な日。浴衣や甚平を着て登園され、お祭りムードが一気に高まります。


 夏祭りで大切に続いていることが2つあります。


 1つはクラス毎の手作りのおみこしです。各クラスが作る「おみこし」は夏祭りの大きな見所です。今年もお子さま達は、おみこしの由来を調べるところから始めました。
 「どうしておみこしをかつぐの?」
 「むかしのひとは どんなふうにおまつりをしていたの?」


 お子さま達の疑問は尽きません。絵本や写真を見たり、電子黒板で映像を見ながら、少しずつ理解を深めていきました。自分たちでおみこしを作り上げていく姿は真剣そのもの。完成したおみこしを担いで登場する瞬間は、お子さま達の胸が一番高鳴る時です。年長組のお子さまや職員の掛け声に迎えられながら担いで歩く姿は、自分達の力で作り上げた誇らしさがあふれる、輝く瞬間でした。
 

 もう一つ大切に続けられていることが、5歳児クラスがお店屋さんを担当することです。

 このことは、お子さま自身が「やりたい」と決めて続いています。今年も5歳児クラスのお子さま達が、「赤ちゃんも楽しめるためには どうしたらいいか」「どんなお店ならみんな笑顔になれるか」を考えながら準備を進めてきました。今年は話し合いの結果、「射的屋さん」に決まりました。

 射的は鉄砲の代わりに赤ちゃんも投げられるボールを使います。景品作り、的作り、看板作り、どれもお子さま達が自分達で考え、工夫を重ねていったものです。


 「本当のお店みたいにしたい!」「射的屋さんは、赤い布がかかっているよね」と実際の屋台で遊んだ経験を思い出しながら、細かなところまでこだわって制作を楽しみました。


 「指先に少しずつのりをつけてのばすときれいにはれるよ」と、お友達同士でコツを伝え合う姿が見られ、学び合いながら丁寧に仕上げていきました。


 「的はどうしたら倒れやすいかな?」「景品はどんなのが喜んでくれるかな?」試行錯誤を繰り返しながら準備を進める姿には、年長児らしい責任感と協働の力が輝いていました。



 迎えた当日、射的屋さんは大盛況!景品のメダルと感触遊びのスクイーズを渡したり、順番を案内したりと大忙しでしたが、その表情はどこか誇らしげで、頼もしさがあふれていました。
 

 「やりたい」を自分達の力で形にし、それを誰かに届ける経験は、お子さま達にとって大きな自身につながります。
 

 大切に続けてきている夏祭りは、お子さま達が伝統文化に触れながら、「やってみたい」という憧れの気持ちを育む場でもあります。今年の夏祭りも、思いやりと工夫がたくさん詰まった、お子さま達の成長が輝く1日となりました。
 

 お子さま達は表現する楽しさを学び、友達と協力する絆を深め、小さな成功体験を重ねていきます。そして職員にとっても、お子さまの成長を感じると共に、異年齢の交流の中で育まれる良さを改めて実感する機会となりました。
 

 たくさんの笑い声と「楽しかったね!」という誇らしげな言葉。この夏の思いでは、お子さま達の心の中にしっかりと刻み込まれ、これからの成長を支える大きな糧になっていくことでしょう。
 これからも、一人ひとりのキラキラとした輝きと歩みを、温かく見守っていきたいと思います。



敬愛シンフォニー保育園 園長

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