6月のコラム「おなかすいたー!」 2026年05月22日
たくさん体を動かし、外遊びから園に帰ってきたお子さまたちから、毎日のように聞こえてくる声があります。
「おなかすいたー!」
「きょうのおしょくじ、なにかな?」
園の玄関に入ると、お食事のいいにおいがしてきます。お子さまたちはすぐさま、「いいにおい!」「きょう○○だ!」「はやくたべたいね」と嬉しそうにお食事を楽しみにする姿が見られます。
季節の食材に触れる機会をたくさんつくっています。
先日、0歳児クラスでは新玉ねぎに触れました。じーっと見つめたり、小さな指でちょんちょんと触ってみたり…。
初めて出会う食材に、不思議そうな表情を見せる姿に五感からの情報を脳が「これは何ものなのか」と認知しようとしているのだなぁと感じています。
1歳児クラスのお子さまたちは、玉ねぎの皮が気になった様子。
転がしたり、つまんでみたりしているうちに、少しずつ皮がむけはじめました。
「あっ!」
そんな表情を浮かべながら、夢中になって皮をつまんでそーっとむいて…。大発見の連続でした。
これからの季節は、鯵やオクラなど、旬の食材にも触れていく予定です。見たり、触れたり、香りを感じたり、時には野菜スタンプを楽しみながら、「これはどんな形かな?」「中はどうなっているのかな?」「いいにおい!」「たべてみたい!」と食材に関わる経験をたくさんしていきます。
日々のお食事づくりにも、お子さまたちが関わっています。
3歳児クラスでは玉ねぎの皮むき、5歳児クラスではグリンピースのさやとりをしました。5歳児のお子さま達は、
「せんせい!5こはいってた!」
「こっちはもっとあるよ!」
お友達と楽しそうに話しながら、夢中で豆を数える姿も見られました。
お食事の時間には、
「きょうのおしょくじに、ぼくがむいたグリンピースが、はいってるからたべてね!」
と、少し誇らしそうに話す姿も。
自分たちが関わった食材が実際のお食事になり、先生やお友達から「ありがとう」「おいしかったよ」と声をかけてもらうことで、食事づくりに携わる喜びへとつながっています。
お友達や保育者と「おいしいね」と気持ちを共有したり、楽しかった出来事を話したりしながらの食事の時間は、温かな関わりを深める大切な時間でもあります。「一緒に食べると楽しい」「みんなで食べると嬉しい」と、人への愛情や信頼感を育て、安心して生活する土台にもつながっています。
これからも、たくさん身体を動かし、お腹が空き、お食事を楽しみに待つ。そんな自然な生活リズムと、お子さま一人ひとりの「たべたい!」「やってみたい!」という気持ちを大切にしながら、食を通して豊かな心と健やかな身体を育んでまいりたいと思います。
敬愛ハーモニー保育園 園長