4月のコラム『~卒園式~「小さな背中に、大きな成長を感じて」』 2026年03月25日

3月、2歳児クラスの卒園式を行いました。まだ幼さの残るお子さまたちが主役の式。

しかし、その姿は、私たちの想像をはるかに超えるものでした。


式の間、泣いたりふざけたりすることなく、しっかりと座るお子さまたち。名前を呼ばれると「はい」と返事をして、卒園証書を受け取る表情はとても真剣で、誇らしささえ感じられました。その一つひとつの姿に、これまでの成長の積み重ねが表れていました。


保育園での毎日は、楽しいことばかりではありません。思い通りにならず葛藤したり、気持ちをうまく伝えられず戸惑ったりする場面もありました。しかし、その経験があったからこそ、自分の気持ちに気づき、相手を感じ、少しずつ乗り越えていく力が育っていきました。卒園式で見せた落ち着いた姿は、そうした日々の積み重ねの証です。
卒園児による発表では、生活素材を使った手作り楽器で、「キッチンオーケストラ」を演奏しました。身近なものが音となり、リズムとなり、お子さまたちの表情と一体となって広がっていきます。その音色には、一人ひとりの楽しさや自信があふれていました。


また、保護者の皆さまからは、お子さまへの温かなメッセージを一言ずついただきました。これまでの成長を喜ぶ言葉や、これからへの願いが込められた言葉の数々に、胸が熱くなりました。そして同時に、保育園への感謝のお言葉もいただき、職員一同、深い感謝の気持ちでいっぱいになりました。かけがえのない大切なお子さまを保育園に託してくださり、日々の保育にご理解とご協力をいただいたことに、心より御礼申し上げます。


卒園式の練習には、0歳児、1歳児クラスのお子さまも参加していました。はじめは歩き回ったり、落ち着かなかったりする姿も見られましたが、2歳児クラスのお兄さん・お姉さんの姿に触れる中で、少しずつ変化が見られました。最後の練習では、座ってじっと見つめる姿があり、「見ることで学ぶ」「お子さま同士が育ち合う」力の大きさを改めて感じました。


お子さまたちは、一人ひとりが無限の可能性をもっています。日々の遊びや生活の中で、さまざまな経験を重ね、心も体も健やかに大きく育っていきます。保育園は、お子さまの「やってみたい」という気持ちを引き出し、そして叶えていく場所です。たとえ2歳という年齢であっても、これほどまでに立派に一つの節目を迎えることができる…その姿は、お子さまたちの持つ力の素晴らしさを私たちに教えてくださいました。


卒園後、お子さまたちはそれぞれ新しい環境へと歩み出します。ここで培った経験や自信を胸に、自分らしく、のびのびと過ごしていってほしいと願っています。
そして、4月からは、新しいお子さまたちを迎えます。どのような出会いがあり、どのような成長の物語がはじまるのか、今からとても楽しみです。
お子さまたちの一歩一歩に寄り添いながら、その可能性を信じ、これからも大切に育んでいきたいと思います。


敬愛桃の実保育園 園長

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