12月のコラム「みんなで園庭をつくろう!」 2025年11月27日
「みんなで園庭をつくろう!」
敬愛ハーモニー保育園の園庭には、カリン、ひめりんご、いちじく、オリーブ、柿・・・と、実のなる木がたくさんあります。今の時期はカリンを収穫し、毎年カリンジュースを作っていますが、今年はお子さま達の声から、ジュースだけでなくジャムやゼリー作りにも挑戦することになりました。
園庭は決して広いわけではありませんが、この園庭はお子さまがワクワクしながら探究心を持って様々な活動を展開し、心も身体ものびのびと解放させながら育つ原点となっています。
「さらにお子さま達がフィールドワークを楽しめる魅力的な園庭にしたい」と職員会議研修で園庭づくりについてディスカッションをしました。「ツリーハウスがあったら…」「秘密基地みたいな園庭に!」など、職員も夢描きながらディスカッションを進めていきました。「すぐに取り入れられるものは…」「今お子さまが探究心を持って取り組んでいる活動がさらに発展する園庭とは…」と考え、今年度、すくわくプログラムの一環で、5歳児が奥多摩の森で木こり体験を行い、そこで伐採した木を使い、園庭に置くテーブルや椅子、おままごと用のお皿を作ることにしました。
5歳児が切った木を、4歳児や3歳児も一緒に皮むきをしました。切ったばかりの木はお子さまの手でも皮がむけ、中からつるつるの木肌が現れます。お子さま達はその手触りや香りを楽しみながら、目を輝かせて皮むき体験をしていました。
さらに、木にカビが生えないようにアルコールで拭く作業を、1か月間毎日、お子さま達が大切に続けました。その後、屋外で使用できるよう、身体に安心な塗料を塗りました。大きなハケを使って楽しそうに塗り、乾いたら完成です。今では、お子さま達が自分たちの手で作ったテーブルや椅子、お皿で、天気の良い日にはごっこ遊びが広がっています。
また、ドングリなどの木の実を置いたり、水を自由に使えるようにタンクを設置したりすることで、園庭での遊びがどんどん豊かになっています。「自由に摘んだお花や葉っぱでごっこ遊びや色水遊びなど、色々遊べるといいなぁ」とさらにみんなの夢が広がり、種まきを行い、春にたくさんの花が咲くよう、みんなで大切に育てています。
お子さまは様々な物や出来事に出会い、深く関わる中で、様々な事象の世界をつかんでいきます。お子さま一人一人の「なんでだろう」「どうなっているのだろう」「知りたい」「やってみたい!」という探究心の発露と、それを大切に汲み取り、伸ばそうとする職員の思いが重なり、園庭で「こうしたらどうだろう?」「こうなったらもっと楽しいかも!」と自ら知恵と力を発揮しながらのびのびと遊ぶお子さま達の姿が広がる夢いっぱいの園庭づくりが今も進んでいます。
敬愛ハーモニー保育園 園長