11月のコラム「園庭(green green)のピザ窯で親子ピザ作り」 2025年11月01日
「一緒に作って食べる」――そんなシンプルで豊かな時間を大切に、今年は園庭(green green)のピザ窯を使った親子ピザ作りを行いました。
これまで一部のクラスで取り組んできたこの活動を今回は、参加を希望されたご家庭にも広げ、より多くの親子が一緒に楽しめる機会として実施しました。お子さまと保護者の方が一つの時間と空間を共有し、笑顔で向き合う姿があちこちで見られ、あたたかな雰囲気に包まれた一日となりました。
保育室では、エプロンと三角巾を身に着け、少し緊張しながらも嬉しそうに準備を進めるお子さまたちの姿がありました。粉からこねた生地をビニール袋に入れて足でふみふみし、手で丁寧に伸ばし、五感をたっぷり使って楽しむ様子はとても生き生きとしており、小さな手が動くたびに笑い声と歓声が保育室いっぱいに広がりました。
好きな具材を自由にトッピングして、世界にひとつだけのオリジナルピザが完成すると、いよいよ焼き上げの時間です。使用するのは、職員とお子さまたちが力を合わせて作り上げた、園庭(green green)の手づくりピザ窯。薪をくべて火を起こすと、勢いよく燃え上がる炎をじっと見つめるお子さまたちの瞳は真剣そのもの。煙の匂い、パチパチと音を立てる薪、香ばしく焼けるピザの香り、そして窯から伝わる熱気。そのすべてが自然の恵みを全身で感じさせてくれます。自然の中で、手と心と身体を使って味わうこの体験は、まさに“生きた学び”の時間でした。
焼きたてのピザを手に、園庭(green green)の芝の上にシートを広げてのんびりとピクニック。親子で顔を見合わせながらほおばるピザの味は格別で、自然と笑顔がこぼれます。「おいしい!」というお子さまたちの声と、保護者の方々のあたたかな笑い声が響き合い、園全体に穏やかで幸せな空気が流れました。
少人数での開催だからこそ、保護者同士の会話も自然に生まれ、ゆったりとした雰囲気の中で心が通い合うひとときとなりました。
「うれしい」「おいしい」「たのしい」。そんな瞬間があふれた一日。
この豊かな環境の中で、お子さまたちが「今を最高に生き」、一人ひとりが自分らしく光り、輝きながら育っていけるように。小さな体験の積み重ねが、やがて大きな心の力となり、生きる知恵や思いやりへと育っていくことを信じています。自然と文化が調和する中で人と関わりながら感じる感動や発見は、何よりも深く心に残る贈り物です。
これからも、心に残る体験を一つひとつ丁寧に積み重ねながら、自然とともに、お子さまたちの人生の土台を大切に育んでまいります。
みなみ野敬愛保育園 園長