10月のコラム「手のひらからひんやり体験!氷で広がる不思議な世界」 2025年09月30日

「手のひらからひんやり体験!氷で広がる不思議な世界」
 
9月4日(木)に、「氷遊びラボ」と名付けた活動を行いました。
今回は、ただの氷ではありません。お花やカラーセロファンを閉じ込めた氷、色鮮やかな絵の具を凍らせて作った氷クレヨン、さらに日頃親しんでいるおもちゃを入れた氷など、バリエーション豊かな氷をたくさん用意しました。たらいの中にたくさんの“特製の氷”を目にした瞬間、お子さまたちの目はきらきらと輝き、まるで小さな研究者のような表情に変わりました。


実際に氷にふれてみると、思わず「つめたい!」と声が上がります。手のひらで氷を転がしたり、ほっぺに当ててみたり、溶けて水になったものをバシャバシャと手で叩いてみたり、氷の冷たさやツルツルとした感触、溶けて水になる瞬間を全身で確かめていました。絵の具を凍らせた氷クレヨンで模造紙に描くと、色がスーッと広がり、「あ!かけた」と驚きと喜びの声があがりました。色水の氷は、溶けるにつれて少しずつにじみ、紙の上に美しい模様を描き出します。また、黄色と青が混ざると「みどりになった!!」と驚きの表情と、色が混ざり合うと違う色に変化する様子に感動する姿がありました。氷で繰り広がる様々な様子にお子さまたちはじっと見入ったり、友達と顔を見合わせたりしながら、嬉しそうに声を上げていました。


また、氷の中におもちゃを入れたものも人気でした。「まだでてこない…」「あっ、みえてきた!」と、氷が少しずつ溶けていく過程を夢中になって観察していました。特に、動物やアンパンマンを凍らせたものは大人気で、出てきた瞬間には「でてきたー!」と歓声が上がり、氷の中の世界が現実になる喜びを全身で表現していました。


この活動は、“氷で遊ぶ”というだけではありません。お子さまたちは氷を手に取り、感触を味わい、氷が変化していく様子を観察し、そして「どうなるのかな?」と考えることを繰り返していきます。そこには小さな探求心と豊かな感性が育まれています。冷たい感触に驚いたり、色や形の変化を面白がったり、思いもよらない発見を友達や保育者と共有したりする経験は、お子さまたちにとってかけがえのない学びの時間になったことでしょう。


保育園での遊びは、お子さまたちの五感や想像力を刺激し、心を育む大切な場でもあります。今回の「氷遊びラボ」は、暑い時期ならではの活動でありながら、お子さまたちに驚きと喜び、そして発見の連続を届けてくれました。お子さまたちにとっては氷が“実験する道具”となり、遊びを通して世界を広げることができました。


お子さまたちの笑い声と「わぁ!」「できた!」という歓声に包まれた、氷が溶けていく過程の不思議な物語がありました。その瞬間の一つひとつが、お子さまの心に小さな発見の種として残り、これからの成長につながっていくことを願っています。


敬愛桃の実保育園 園長

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