3月のコラム「自分展」 2024年02月26日
私たちの園、敬愛シンフォニー保育園では、立春の前後から、年長児の個人の作品展が開
かれます。
その名も「自分展」。
5歳児のお子さま一人ひとりの成長を見ていただける場です。
この「自分展」は、本園が開園した年長組1期生から始まり、今年で6回目になりまし
た。コロナ禍でも、外から見える場所に展示をし、試行錯誤しながら行ってきましたが、今
年は、久しぶりに多くの保護者に方に見ていただける「自分展」が戻ってきました。
玄関を入ってすぐの小さなコーナーに、一日一人ずつ展示を行います。
展示する作品は、陶芸作品と、自分の得意とする夢中でつくった作品です。
折り紙、粘土、あやとり、生活素材でつくった作品、レゴやラキューで作った作品など、
いろいろあります。
展示のレイアウトも保育者と一緒に行います。並べて展示するだけでなく、吊るしてみた
り、向きを変えてみたり、かわいいクリエイターのこだわりにとことん付き合いながら、展
示が完成していきます。
展示の日は、放送当番もします。この放送当番も年長児の活動の一つですが、この日は、
作品作りの上で頑張ったことや工夫をしたところを交えて、作品の紹介をします。
放送は丁度3時過ぎのおやつの時間。全クラスのお子さま、職員がその放送を楽しみに
し、放送が終わると拍手拍手。職員にとっては、その放送を聞きながら、一人ひとりのお子
さまの成長を改めて感じることが出来る素敵な時間です。放送を聞いた後に見るお子さまの
作品は一味も二味も違った良さが見えてきます。
異年齢のお子さまの中には、お兄さんお姉さんの作品を毎日必ず見ているお子さまもいら
っしゃいます。 自分も年長組になったら「自分展」ができることを楽しみにし、憧れをい
だいているようです。
一人一人にスポットをあてた「自分展」を通して、皆がいろいろな思いを抱いています。
今月全員の展示が終わりました。園庭の花壇には、秋に植えたチュウリップの球根から力
強く葉が伸びています。春の息吹とともに、卒園の日を迎えます。
一人一人が輝ける場所。これからも大切にしていきたいと思います。
敬愛シンフォニー保育園 園長