2月のコラム「学童保育所でのアクティブラーニングの実践とは?」 2024年01月25日
近年、アクティブラーニングという言葉に注目が集まっています。保育園や幼稚園、
小学校で実践されている学習方法の一つです。
敬愛学童保育所では、日常的な生活や遊びの中でアクティブラーニングを行って
います。
『お子さまの主体性を尊重しながら、他学年や様々な年齢の指導員との異年齢の
関わりを持ち、その様々な環境の中で学び続けていくこと』 それこそが学童保育に
おけるアクティブラーニングです。
●戸外遊びでは…
指導員から「みんなでサッカーをやろう!」「学年ごとに鬼ごっこをやろう!」などと
打ち出して行うのではなく、お子様達が、何をやりたいか、誰と遊びたいか、遊びのル
ールはどうようにするか など、自らが考えて遊びを展開していきます。
指導員はそれらの遊びが上手く進むよう、やり方を整理したり、安全に実施できる
よう支援したりします。
●お子様同士のトラブルが発生したら…
指導員が事実を整理し、「○○くんが良くなかったから謝ろう。」と終わらせません。
お子様双方への聞き取りを行い、何があったのか、どのようなどうすればよかった
のか、何が良くなかったのか などと指導員が丁寧に問いかけてお子さまの声を拾
い、気持ちを引き出しながら解決に導いていきます。
●行事(夏祭り)を行う時には…
「夏祭りでは○○のお店をやります。担当は△△くんです。」とはせず、どのような
夏祭りにしたい? 何のお店を出したい? どうやってお店を楽しんでもらいい?
とお子さま全員に問いかけてみんなで話し合い、一人一人の活躍の場がもてるよう一
緒に作り上げていきます。
このような保育の中には、主体的、対話的、深い学びがあふれており、指導員主導
型保育では得られないお子さまたちの大きな成長があります。
敬愛学童保育所では、アクティブラーニングの神髄とも言える【子ども会議】を行
っています。指導員からの「学童をどのようにしていきたい?」の問いかけに対して、
学童のあるべき姿や課題と解決方法をお子さま自身が考え、毎月の「こども目標」と
して設定しています。
これからも、学童保育所でのアクティブラーニングを意識しながら、‟お子さまが主
役“の学童保育所を築いてまいります。
敬愛学童保育所 学童統括長