11月のコラム「防災ワークショップ~もしもの時に備えて~」 2023年10月26日
戸外に出かけ秋のプレゼント、どんぐりや紅葉した葉っぱをたくさんお散歩バックに
入れて嬉しそうに帰ってくるお子さまたち。木の実や色づいた葉が宝石のようにキラキ
ラ輝いて見えるのでしょうね。
先日、地域の地区防災ワークショップに副園長と一緒に参加させていただきました。
近くの小学校2校と中学校の保護者の方と青少対の防災訓練実行委員会の方を中心に
八王子市や東京都立大学や消防団の方も一緒に避難所として拠点となる小学校での「マ
ンホールトイレ組立訓練」や「起震車体験」、「応急給水訓練」など初めての体験もして
行いました。いざというときの顔の見える関係や連携が大切だということでグループに
分かれてグループトークもあり、たくさんの学びがあり有意義な時間でした。その中で
もしもの時に食べ慣れていない非常食が食べられるよう日頃から非常食に慣れておく
ということを学びました。例えばショートパスタをトマト缶でもどしてパスタにするこ
と、寒天をオレンジジュースでもどしてゼリーを作るとおやつで食べられるということ
でした。
東日本大震災の時に体験された講師の先生よりラップの活用は多々あり、食器の上に
しいて使うと断水した時に食器を洗うことがなくなりラップだけ取り除けば再び使用
できることやケガをした時にバイ菌が入らないように巻く、また寒い時にはラップを巻
いて暖をとるなどたくさんの用途があることなど1つの活用方法だけではないことと、
備えておくべき重要なものということも知る機会となりました。
保育園では非常食や水、発電機など非常時に必要な物を備えています。保育園でも非
常食の入れ替えの時にカレーやうどん、果物の缶詰を使用しおやつなど実際にお子さま
がいただきます。どのような時でもおいしくいただけるようなメニューを栄養士がカロ
リー計算をして備蓄してあります。このような非常食を使用しないことが一番の願いで
はありますが、日頃の訓練や備えがとても重要になってきます。保育園では毎月一回の
避難訓練の他、年一回の引き渡し訓練も行っております。
地域の方々とも日々、顔の見える関係やつながりを大切にしてもしもの時ときには協
力できる関係を築いていくことは、大きな力となっていくということは間違いありませ
ん。そして「大切な命」をどう守っていくのか、園でもお子さまにも安全教育をしっか
り行ってまいります。「備えあれば憂いなし」この言葉をしっかり心に留め、これから
も大切なお子さまの安全を考え、「~もしもの時に備えて~」いきたいと思います。
秋晴れの青空の中、お子さまの元気な声が響き渡っています。清々しい秋の空気をた
くさん吸って元気に過ごしてまいりましょう。
敬愛フレンド保育園 園長