8月のコラム「心が動く原体験を」 2021年07月26日
お部屋から抜け出しマンションのエントランスを大々的に使ってじっくりと素材に触れて楽しめる
環境を作り『わくわくネイチャーキッズ』と称して遊んでいます。
今回はどろんこ遊び。はじめての感触遊びに「なんだろう」とドキドキワクワクしながら保育者の
「一緒にさわってみる?」「さわってごらん」の声に一歩踏み出し触れてみました。小さな手でど
ろんこに自分からそーっと手を伸ばし触れる愛らしい姿が見られます。保育者がお子さまの気持ちに
寄り添い、「つめたいね」「てについたね」と受け止めたり見守ったりしながらお子さまのやりたい
気持ちを支えます。手に握って何どもグーパーグーパーして感触を確かめています。サラサラの土に
水を 含ませ、むにょむにょになった感触を一人でじっくりと感じたり、ガラスの壁に貼ったロール紙
に両手でベターっ、ベターっと塗りたくったりして遊び始めます。用意しておいた容器に入れたり箱
の上にお友だちと一緒に積み上げたり、足でもペタペタ歩き回ってどろんこを感じてみたりとだんだ
んとダイナミックに触れていきます。どろんこにすっかり慣れるとたらいの泥の中に足を入れ体ごと
入り小さなエントランスに作った環境でお子さま達は保育者のまなざしの下、自分らしくさまざまな
姿を見せながら感触を喜んでいました。どろんこ遊び以外でも絵の具遊び、水遊び、木の実などの自
然素材遊びと様々な感触を楽しめる空間へと広がっています。夏は毎日のようにこんな遊びに夢中に
なっています。
「人が人として人になる」大切な土台となる乳幼児期。今この瞬間、お子さまはきらきらしたまな
ざしで見て感じたことを原体験として心に刻んでいます。明るく優しく温かく穏やかな保育を大切に
しながら毎日の遊びや生活の中でワクワクする心を育み、心が動く瞬間を逃さないように全職員が保
育をし、それを保護者にドキュメンテーションを作成、発信してお子さまの成長 を共に喜んでいます。
敬愛桃の実保育園 園長