10月のコラム「保育園の役割」 2020年10月02日

4月5月は緊急事態宣言を受けて保育園は登園自粛となりました。そんな時にお手紙と共に政府からのマスクがポストに入っておりました。そこにはこんなメッセージが書かれていました。

 

園長殿

1つは使いましたが、これは未開封、

未使用です。チビちゃんにあげて下さい。

これからもチビちゃんたちの元気な声を

聞かせてください。

     ―届けられたお手紙とマスク―

マスクを手にしながら思い出したのが、昨年、園舎周りの柵に遮光シートを取り付けた時の事です。敬愛シンフォニー保育園は、踏切を渡ったところにあり、車の往来も多いので、お子さまが柵の間から手を出して危険な為、柵にシートを取り付けたのです。副園長が取り付けをしていると斜向かいの会社の方が「手伝いましょうか」と声を掛けて下さり、温かな雰囲気の中で取り付け作業ができました。お子さまの安全が守れる環境になったと満足していました。しかし、しばらくすると今度は「どうして見えなくしてしまったのか。さみしい」と地域の方からお手紙を頂いたのです。思わず、そのお手紙を何度も読みかえしました。お子さまの安全を第一に考え行ったことですが、お手紙を下さった方にとって、ここに保育園ができた事で、保育園の園庭でお子さまたちが楽しく遊んでいる様子を見ることは、生活の一部として快く受け入れて頂いている事に改めて気が付きました。この事は大変ありがたく感謝の気持ちを持つと共に地域の方々に「笑顔と元気」を発信していくという「保育園の役割」を感じた出来事でもありました。

日常的に柵越しに地域の方にお子さまや保育者が「こんにちは」とあいさつをしたり、地域の方々も二言三言お子さまに話かけ通り過ぎていく姿もあります。何気ない日常の一つ一つの出来事が敬愛シンフォニー保育園のお子さま達にとって、すばらしい出会いの場、かけがいのない環境である事はまちがいありません。

今、新しい生活様式になり、保育を取り巻く環境も変化しています。これからも日常の挨拶からはじまり様々な交流を通して心のよりどころとなり、信頼される保育園となるよう努力して参ります。

 

敬愛シンフォニー保育園 園長

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