3月のコラム「感動の日々 成長の喜び」 2019年02月25日
「いってまいります!」今日も元気いっぱいに戸外遊びに出かけるお子さま達。どんな
驚きや発見があるのかな?保育園での生活や遊びを通して、毎日感動の連続です。
そんなお子さまと同じ時間を共有した中で、感動した場面をいくつかご紹介致します。
お座りができるようになったMちゃん。じっと何かを見つめています。
その視線をたどっていくと・・・Rちゃんが持っている「だるまさんが」の絵本!
Rちゃんが近づいてくると、手を伸ばして絵本を触ろうとしますが届きません。「Mちゃん、
“だるまさんが”の絵本見たいの?」と声をかけると、Mちゃんはあきらめずにもう一度、
腕からぐっと手を伸ばすと・・・ちょっとだけ絵本に触れることができました。すると、R
ちゃんが気づき、Mちゃんに絵本を「はい」と渡しました。Mちゃんの嬉しそうな笑顔!
そして、絵本を床に置いて夢中にページをめくるMちゃん、絵本が逆さま・・・でも、そ
んなことお構いなしに体を横に揺らしながら「・・・が!」と言って声を出しています。「M
ちゃん、嬉しいね」と言うと、絵本を差し出してきました。「ん?絵本読む?一緒に見よう
ね」と、Mちゃんをおひざに乗せて、体を揺らしながら「だ る ま さ ん が・・・
どて!」けらけらと笑うMちゃんの笑顔と、体から喜びが伝わってくるリズミカルな振動
に心が熱くなった瞬間でした。
2歳児のSくん。お散歩から帰ってくると「せんせい!はっぱさんがね おいかけっこ
してた!!」と嬉しそうに伝えてきました。「追いかけっこ?」と聞いてみると、
「あのね、はっぱさんが・・・ひゅうって・・・いっぱいおいかけっこしてあそんでたの」
とSくん。「追いかけっこ、楽しそうね。先生もしたいな」と言うと、「いいよ、せんせい
もおいかけっこしていいよ。でもはっぱさんはね、ひゅうって、はやいから、まけちゃう
かもね!」「そっか、負けちゃうか・・・」と言うと、「でも、ごはんいっぱいたべたら、
はやくはしれるようになれるよ!!」「じゃあ、いっぱいご飯たべないとね」「うん!きょ
うのごはんなにかなぁ~」と言って、Sくんはクッキングルームの方へ・・・。お子さま
の自由な発想、感性の豊かさ、言葉のやりとりの楽しさ・・・表現する喜びを感じられる
ように、ちょっとした時間を大切にしています。
お友達とバッタをつかまえた5歳児のKくんは、虫かごにバッタを入れて「つかまえた
よ!」と大喜びでみんなに見せてました。みんなでバッタを観察し「あしが6ほんだね」
「これはオスかな?メスかな?」など話が盛り上がったところで帰る時間に・・・みんな
で話し合い、バッタは逃がしてあげることに!つかまえたKくんは持って帰りたい様子・
・・。そんなKくんを見てMちゃんが「バッタさんにもおとうさんやおかあさんがいるか
もしれないよ。もしかしたらきょうだいもいるかも!ばったさんがいなくなったら、かぞ
くがかなしむよ!」「そうだね・・・かなしむね。おともだちもいるかもしれないし・・・」
「うん。おともだちがいなくなったら、いっしょにあそべなくなっちゃうもんね」「そうだ
ね!」と言うと「バッタさん、またあそぼうね」と言ってバッタを逃がしたKくん。その
瞳はキラキラと輝き、笑顔いっぱいでした。
お子さまの何気ない行動やお友達とのやりとり、おはなしする言葉の中に、優しさや温
かさ、感性の豊かさ、美しさなどが感じられます。この1年間、お子さま達は見て、触れ
て、感じながら様々な経験をしてきました。時には自分の思い通りにならないことや、葛
藤などもありますが、その経験が心の成長につながっていくことでしょう。
これからも、お子さまの健やかな成長を願い、明るく優しく温かく、一人ひとりに寄り
添った保育をしてまいりたいと思います。
敬愛きたの保育園 園長 山田 寿恵