4月のコラム「お子さま達の『今』を大切に」 2022年03月25日
先日我が園の保育士、栄養士、看護師によるピアノとフルートのアンサンブルコンサ
ートを行いました。修了記念コンサートということもあって選曲は卒園される5歳児コ
スモス組さんが敬愛たかお保育園をいつまでも故郷と思っていただきたいという思い
で「ふるさと」そしてお子さま達が大好きなジブリシリーズより「トトロ」の2曲を演
奏しました。1部は0・1・2歳児が3階のスターホールに集まりました。「ふるさと」
の演奏が始まると、初めて見る楽器と美しい音色に夢中です。「トトロ」になると腕を
ふったり、足踏みしたり、拍手をしたり、歌い出すお子さまもいらっしゃいました。2
部は3・4・5歳児がわくわくした様子で集まりました。「ふるさと」「トトロ」と演奏
し最後は会場から「アンコール!」「アンコール!」と大歓声があがります。アンコー
ルなんてまるで予想していなかった先生達はその場で「敬愛たかお保育園が大切にして
いる曲、埴生の宿を演奏しましょう」とその場で決めたのです。演奏する先生達の中に
は就職したばかりの方もいて「埴生の宿」の曲さえ知らなかったのですが、敬愛たかお
保育園が大切にしている曲ならばと必死であわせ見事即興で演奏しました。演奏が終わ
ったらたくさんのお子さま達がかけより、「かっこよかった」「ふるーと、さわりたい。
ふいてみたい」「かんどうして、なみだがでちゃった」と口ぐちに感想を言います。演
奏を終えた先生方も「楽器のメロデイーだけでどこまで伝わるのだろうと思っていまし
たが、0歳、1歳のお子さまがあんなに聞いて下さるなんて、感動しました。初めて見
るもの、触れるものから学んで、感じるってこういう事なのだと思いました。もっとも
っと色々な楽器を紹介したいです」また他の先生は「お子さまの目や表情が真剣で心に
響いている、と感じました。もっともっといいものを届けたいと思います」と感動さめ
やらぬ様子でした。
まずは音楽を聞くお子さまの立場にたち、選曲し、本物の楽器で練習を重ね、当日は
全身全霊で心を込めて演奏しました。心を込めて演奏した曲は心の琴線に触れ「勇気」
と「希望」がわいてきます。まだ言葉を獲得していない小さなお子さまも全身で呼応し、
小さな体で「勇気」と「希望」を表現していました。
お子さまは「かけがえのない大切な存在」です。音楽のみならず、高尾の豊かな自然
を通して心揺さぶられる感動と出会い、絵画造形活動、表現活動、様々な人との対話な
ど豊かな環境、豊かな経験を通し、お子さま達の『今』を大切に育んでまいります。
敬愛たかお保育園 園長