1月のコラム 「ゆうびんごっこ」 2017年12月25日
文字や記号、標識などに興味関心が出てきた5歳児クラスのお子さま達。遊びの中でも文字を読んだり、書いたりする姿が見られます。
先日、近隣の郵便局の方が、お手紙の楽しさや郵便のしくみを伝えに、保育園を訪問して下さいました。お子さまは、はがきの意味や書き方、郵便番号、切手の意味を教えて頂くと、興味津々な様子。季節柄、年賀状の話にもなり、早速はがきにスタンプを押したり、名前を書いたり、友達と見せ合ったりしています。その後しばらくすると、クラスで郵便ごっこが始まりました。
「はがきをおくりたいひと、62えんでうっていますよ」
「かいたいひとはいませんか?」
「ポストは2かいのかいだんのところにあります」
「きってはこれをはってください」
「はいたつはあしたの3じ30ぷんです」
郵便ごっこに必要なはがきや切手は、友達と話し合って作ります。郵便屋さんになったお子さまが各クラスを周ると、慎重な面持ちで説明をしていきます。言葉につかえると、隣の子が小声で助け舟をだします。チームワークのよい仕事ぶり。それから少しして、ポストに手作りはがきが投函されると、郵便屋さんの出番です。
「ゆうびんです!」
「○○さんからはがきがとどきました」
「ありがとうございました」
その様子を3・4歳児クラスのお子さまが「面白そう」と言うような表情で見ています。すると、年長組のお兄さんお姉さんが優しく教えてあげたり、手を引いて郵便配達に行ったりする姿が自然と広がり、遊びが発展していきます。
平成29年度に告示された「保育所保育指針」では「幼児期の終わりまでに育って欲しい姿」という目標像が新たに設定されました。このゆうびんごっこでも、お子さまは遊びを通して、互いの思いや考えを共有し、考えたり、工夫したり、協力したりやり遂げようとする「共同性」の育ちや、地域社会の身近な人と触れ合ったり、社会とのつながりを意識したりする姿、数量や図形、標識や文字などに親しむ体験を重ね、活用したりする姿が見られます。
保育園では、主体的・対話的・深い学びを通して、これらの姿が相互に関連し合い、お子さまは総合的に成長されます。
「ゆうびんです!」
今日も保育園では、可愛らしいお子さまのゆうびんごっこが繰り広げられています。
多摩境敬愛保育園 園長 野瀬 葉子