保育のプロによる月刊コラム

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2016年2月25日

3月のコラム 「2歳児クラスでは」 ~心の育ち~

 「ねえ見て!」2歳児クラスから聞こえてくる可愛らしい声。
ブロックをつなげて電車をつくり走らせます。
「まあ、長い電車ができたわね」そのすぐ横では、
「ねえねえ先生、ほら見て!」
お友達とエプロンをつけて、かばんを持ち、誇らしげな姿を披露してくれます。
「お買いもの行く?」「うん」
顔を見合わせて意気揚々と出かけて行きました。
 
 今2歳児クラスのお子さまは、大好きな保育者やお友達との信頼関係を基礎に、ごっこ遊びや簡単なゲーム遊び、歌や絵本の世界を楽しんでいます。 

 ある日の音楽遊び『どれみふぁランド』では、
「みんなでダンゴ虫に変身!」という先生の一声で、クルット小さく丸くなるお子さま達。自然とみんなで輪になってダンゴ虫になりきります。なんだか面白くなって、そのうちどんどん長くなって電車みたいになると、自然と笑いがおこります。
 また、ある日の椅子取りゲームでは、
ピアノのリズムに合わせて、椅子の周りをクルクルと。
少しずつ、簡単なルールも楽しめるようになってきました。しかし、椅子に座れずに悔しがったり、もっとやりたかったとすねたりする姿も。
 泣いて寝っ転がって、自己主張を繰り広げる時もあれば、その後すぐに遊びに夢中になっていることも。2歳児クラスのお子さまは、揺れる自我の時代を生きています。
 時に保育者との我慢比べになることも。でもそれは、明日の自分をつくる大切なプロセスです。
 周りの大人や保育者との信頼関係の中で、思いを表現し受け止められて、共感してもらう心地良さは、お子さまにとって生きる力につながります。ゆっくりゆっくり育んでいきたい心の育ちです。

 暦のうえではもう春です。
梅や桃のつぼみのように、お子さまの心もそっと花開きますように。

                                           敬愛桃の実保育園     園長 野瀬葉子

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