保育のプロによる月刊コラム

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2015年9月25日

10月のコラム 「年長コスモス組の“高尾の森わくわくキャンプ” 小さな体に 幸せのビックバン!!」

7月2~3日4保育園、3~4日4保育園と、年長コスモス組の“高尾の森わくわくキャンプ”が行われた。
 たった一泊二日なのにキャンプを終えた帰りの解散式に見せるお子様の成長した姿には感動する。お子様の小さな体から湯気が立ちのぼり、目の奥に今までにないきりりとした力強さと自信、新たな前進への決意の様なものを秘めた凛々しさが見られる。そこにいた、帰りを待っていた保護者、二日間ともにした保育者、誰もが大感動させられる。
 この一泊二日にいったい小さな体の中に何が起きたのか。
9月初めに8園(敬愛・高倉・フレンド・きたの・多摩境・みなみ野・ハーモニー・クレヨン)と応援に参加した2園(たかお・桃の実)の職員から“わくわくキャンプ感動集”として一泊二日に起きたお子様の成長の姿のレポートが集まった。そこにはお子様の心が大きく動き、敬愛という同じ想いを持つお友達と職員との関わりの中で学びあい育ちあっていく軌跡が丁寧に綴られている。
興味いっぱい!夢いっぱいの内容!“わくわく探検”“カプラでアート”“すいかわり”“キャンプファイヤー”“大きいお風呂”“すべてスペシャルなお食事”!!楽しみ!!やりたい!!
けど実は心配なことも、親元を離れてお泊りすること。初めての事、知らないこと、未知との遭遇。出来るかな。失敗しないかな。いつものお友達だけでない他の園のお友達との交流。お友達出来るかな?
押しつぶされそうな気持ちを払いのけ、担任の先生とお友達の手を握りしめ恐る恐る一歩足を踏み出して見る。
 わぁー!!楽しい!!わくわくレンジャーがお友達の作り方を教えてくれた!今会ったばかりの他の園の子も声をかけたら応えてくれた。
うまくいかないとき、新しくできたばかりのお友達が励ましてくれた。
心配なことも先生はちゃんと知っていて守ってくれる。
みんな同じコスモス組だ思うといつもよりすごく力が出てきて頑張れた。
 新しい友達。新鮮な刺激。終わってみれば、新しく知りあったお友達の数だけ、自分が大きくなり、抱えていた不安の数だけ、乗り越え獲得した力は大きな自信となった。
 家庭を離れ、いつものクラスを離れ、日常から少し距離を置いた所に身を置いてみたら、いつもの自分を客観的に見ることが出来た。お子様は、言葉にしたり、考えて理解するというのではないかも知れないが、確実に自分の成長を感じる事が出来た。
そして新しい出来事、新しく出会った人々と過ごした非日常の一泊二日の中で、それらと普段の自分を比較してみたり、自分の中で眠っていた感性や能力に目覚めたり、甘えていたのではないかと少し自分に活を入れてみたり、家族やあたりまえの日常がすごく大切に思えてきたり。
 敬愛学園では、保育の目的を「お子様の現在と未来の幸せ」を創ることとしている。「幸せ」とは、人から与えられるものではなく自分で創り出していくもので、お子様の中に「どんな状況下にあっても、活路を開拓し、価値を創りだす力」を培っていくことである。
 この“高尾の森わくわくキャンプ”では「幸せ」=「どんな状況下にあっても、活路を開拓し、価値を創りだす力」のビックバンが起きた!!んだとしみじみ思う。
 その力は今は目に見えないけれど深く深く人間性の形成に関わっていく。いや、心の成長は目に見えないかと言うとそうでもない。見えるし感じられるものだ。9月10月と敬愛学園の各園で行われたプレイデイでの年長コスモス組の姿はその成長をまざまざと感じさせる素晴らしいものとなった。
 あと五カ月後、新しい未来に向けて一歩あゆみ出す年長コスモス組。先生たちは“あなたは幸せを創りだす力をいっぱい持ってるよ!!”と力強く送り出せると思っています

                                  学園総合長  高橋 光代 

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