保育のプロによる月刊コラム

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2015年8月25日

9月のコラム 「心に残る絵本とは?」

本屋さんに行くとたくさんの絵本が日々新刊として出ています。ついつい私もお子様たちの顔を思い出しながら本を手にとって魅入ってしまいます。思わず微笑んだり、ハラハラドキドキしたり、絵本の世界を心が駆け巡ります。

夏の研修でとても興味深いものがあったので参加しました。「保育のための絵本20冊」という講座でこんなにたくさんある本で20冊ってどんな絵本なの?ということが知りたい、どんな本が20冊の中に入るのかというワクワクした気持ちでした。
 講師の先生からの言葉は「自分が大好きな絵本はなんですか?」という投げかけからでした。私の一番大好きな絵本は幼稚園の頃よく読んでいた「だるまちゃんとかみなりちゃん」です。このだるまちゃんシリーズは数冊あるのですが「かみなりちゃん」が最高だと今でも思っています。その当時はハードカバーではなく月刊本で家にお持ち帰り出来るような本でしたが、のちにハードカバーになり本屋さんに並んでいるのを見て嬉しくなったのを今でも覚えています。
 新刊本もたくさん発刊される中、同じくらい絶版になってしまう本もあるそうです。
しかしこの「だるまちゃんとかみなりちゃん」は40年以上経っているのに、(いやいやもっと経っているかもしれません)まだ本屋さんの棚にあるのは何故でしょう?
それはいまだにお子さまに読み継がれている本だからということです。だから昔話はいつまで経っても消えることはありません。
たとえば、誰からも愛され続けている絵本「ぐりとぐら」は初版が1967年で2015年1月の時点で204刷りとなっており半世紀近くにわたって読み継がれている本はお子さま達をひきつける力が強いということです。

ではお子さまにどんな本を…?
それは自分の大好きな本を選ぶということです。お子さまは本の内容や絵のスタイルよりも先に大人がその本に対して抱いている気持ちを敏感に感じ取り「おもしろいでしょう」と熱をもって読むほうがお子さまはひきつけられるし楽しめます。
20冊の絵本とは…あなたの好きな絵本20冊なのです。
その大好きな絵本をお子さまに読み語りしてみませんか。きっとその本はお子さまにとってかけがえのない大好きな絵本になるはずです。

                          敬愛フレンド保育園
                           園長  内藤 里美

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