保育のプロによる月刊コラム

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2012年7月5日

7月のコラム 「お子さまの現在と未来の幸せのために」

「お子さまの現在と未来の幸せのために」

敬愛学園副学園長 高橋 光代

 

夏がやってきた 826日には「24時間TV“愛は地球を救う”」でサライの歌が聴ける。私はその中の『若い日の父と母に包まれて過ぎた、やわらかな日々の暮らしをなぞりながら生きる』という言葉が好きで、この歌が時々心をよぎり心の震えが止まらなくなる事がある。

 

先日大きなクラスのお子さまと小さいクラスのお子さまが手を繋いでハイキングへ出掛けた。そこで見せる年長児の見事な小さなパパぶりママぶりに感心してしまった。小さなお子さまが転んでしまった時のなぐさめ方から励まし方まで、きっとこのお子さまはお家の方からいつもこうやってなぐさめられ、背中を押してもらい気持ちを立て直して前へ歩み出しているんだろうなあと、お家の方の姿が浮かんだ。

 

お子さまと遊んでいると、これは保育園で教わった事ではなくお家の方がいつもなさっていることなのだろうなあと、その姿を彷彿とさせる場面がある。おままごとで4歳児女子の食卓に食器を出すときの何ともエレガントなしぐさ。5歳児男子が「お口に合うように」と言いながら、ごはんをふうふうして差し出す姿に、女児のお母様の日々の営みを大切にしている姿、男児のおばあちゃまの孫を大切に思う尊い愛を思い起こさせ感動しています。

 

言うまでもないことですが、お子さまは、周りの大人へ絶対の信頼を寄せ、一番すごいことだと、一番立派な事だと強い影響を受けて成長されています。それを思うと“私の生き方をなぞって生きてくれ”と、言える生き方をしないといけないと我が身の衿をただし、前を向きます。これはお子さまから毎日力をいただいて私も前へと歩んでいかれるんだと、改めてお子さまの存在に感謝しています。

 

それはきっと“お子さまの現在と未来の幸せ”を目的に営まれる敬愛保育に携わる者皆がいつも心に思っていることではないかと思っています。

 

                                  2012.7

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